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20代で新聞を購読している“激レアさん”、その意外な理由とは?

暮らし

手でめくることで「読み込んでいる」実感が生まれる

 かたや、23歳で銀行に務める女性は「会社から推奨された」という理由で、10か月ほど日本経済新聞と金融総合専門紙『ニッキン』を購読しているといいます。

「新聞を取るようになってから、日本経済により強く興味を持てるようになりました。また、知識が広がるだけではなく、個人的な部分では窓口業務でのお客様との話題づくりになるのもメリットです。

 ネットニュースと比べると、しいていえば『紙を自分の手でめくる』という動作があるので、自分なりに『深く読み込んでいる』という実感も生まれますね。普段は朝食をとりながら読んでいますが、身支度などもあるのでできる限りの範囲でといった感覚です」

 新聞を読むことで「プライベートでもいろいろなことに以前より興味が持てるようになった」メリットもあったそうです。

 検索の範囲外にある情報を入手しづらいネットニュースと比べると、雑多な情報が集約されているというのは、やはり新聞ならではの持ち味かもしれません。

電子版は「スクショで保存できる」というメリットも

ビジネス

 近年は、紙だけではなく「電子版」という形で、新聞を購読するスタイルも定着しつつあります。23歳で出版社に務める男性は、ここ1年ほどで東京新聞、マーケティング専門紙『日経MJ』、電子版の毎日新聞を活用するようになったといいます

「大学時代に仲のよかった先輩が中日新聞社で働いていたので、東京で一人暮らしを始めて、系列の東京新聞を読み始めました。

『日経MJ』は一般紙にはない新製品やサービス情報が企画に役立つだろうと思い、自発的に加入しました。毎日新聞は無料キャンペーンがきっかけだったのですが、解約も面倒くさいのでそのままという感じです」

 普段は通勤電車の中でタブレットから読んでいるそうです。

「厳密にいえば紙ではないのですが、ネットニュースと比べると情報量についてはやはり『新聞に軍配が上がる』と思います。個人的には、見出しや記事本文といったそれぞれの要素が読みやすく感じるのもあります」

 電子版ならではの使い方として「気になった記事をスクリーンショットで保存しておける」メリットもあるといいます。

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