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上司や同僚の視線が怖い人が、自信を持つための思考法

学び

周りの視線が怖い人が身に着けるべき性質

「明確な答えがなく、柔軟に考えて周りと意思疎通を図りながら物事を前に進めていくこと」、これこそが仕事です。

 よって、正しい答えを探し求めても不安は付きまといますし、そのような不安を抱えながら仕事をしても、満足できる品質になる日はこないでしょう。ではどうすればいいのか。ぼくがたどり着いた答えは「オープンネス」でした。

 仕事ができる人ほど、他人とオープンにコミュニケーションを取り、自分のことを話し、感情豊かに周りと関わるクセがついています。仕事で悩んだときも「ここにつまずいているんですけど、どうすればいいですかね?」と気軽に先輩やお客さんに聞くことができるのです。

 自分のことをオープンに話し、にこやかに周りの人と交流し、自分がわからないことやできないことについても包み隠さず相談する。そのようなオープンネスを持つことができると、仕事に対する不安がなくなっていきます。そうやってオープンに人とかかわることで、周りからの自分への見方もどんどん明確になっていきます。

 そして、そのなかで「意外と人は自分のことなんか気にしていない」「自分で抱え込まず、周りと協力しながら仕事を進めていけば悪く思われることはない」ということを心から理解できるようになり、「周りの視線が怖い」という悩みが解消されるのです。

困ったときに「困った」と伝えてみよう

ビジネス

 ぼく自身、オープンに人とかかわるようになってから、うじうじと悩むことが非常に少なくなりました。

 また、困ったときに「困った」というのは悪いことではなく、むしろプロジェクトや会社全体からするとありがたいことだということも理解できました。

 ヤバい状況になるまで抱え込んでいると、経験豊富な上司もどうしようもないことがあるのですが、初期段階からアラートをあげることができれば、意外と簡単に解決するのです。

 自分ですべてを抱え込んだり、答えを探すことをやめ、まずは自分のことや抱えている悩みを周りの人に話してみることから始めてみてくださいね。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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