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飲み会で淡々と自分語りをする“窓際族”暴走おじさんから逃げたい

学び

 ちょっとした会話や気遣いすらハラスメント認定されてしまう昨今。アルコールの強要や、お酒の席での嫌がらせなど、「アルコールハラスメント」には、ぜひとも気をつけたいものです。

グラスビール 乾杯

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は「ハラスメント」とまではいかないにしても、鬱陶しいと思ってしまう、お酒の席での体験を紹介。

 会社の忘年会での苦々しい体験を涼美さん(仮名・25歳)が語ります。

会社の忘年会で配られる「不自然な座席表」

「課の忘年会だったんですけど、忘年会の当日に幹事から、会の座席表が配られたんです。その時は、丁寧な幹事だなって思って感心していたんですけど、それには目的があったからなんですよね」

 忘年会で配られた座席表には、どのような目的があったのでしょうか。

「同じ課に、50代後半のUさんという男性社員がいるんです。Uさんは普段は全く喋らないのに、飲むと人格が変わって周囲に絡みまくるので、飲み会の席では、端の席になるように座席表を作って隔離されていたんです」

 聞けば、Uさんは会社では窓際に座り、影の薄い存在の社員だとか。

「もう定年も近いし、今さらどうにもできないし、課長も年下なので何も言えずに普段から放置状態というか……。仕事はできないんですけど、それ以外で問題行動もないので普段は気にもとめていませんでした」

マンツーマンで聞くおじさんの自分語り

 普段はおとなしいというUさんは、飲むとどうなるのでしょうか。

「若手限定で絡み始めるんです。去年の忘年会は、危険を察知した先輩社員が、新人の女の子をUさんから一番遠い席に指定したので、Uさんの近くにいた私が餌食になりました」

 餌食とはすごい表現です。飲んで暴言を吐いたり、セクハラ発言でもないのに、どんな話をしてくるのでしょうか。

「若い頃の自分の話を永遠にしてくるんです。『若い頃はこんな仕事をした』『昔の会社はどうだった』って、しかも武勇伝を語ったり、説教をするわけではなくて、とにかく昔話を詳細にゼロから語ってくるので、ひたすら聞いているしかないんです」

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