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道の駅・大阪万博・力道山の共通点は?答えは…ソフトクリームブームの火付け役!【7月3日はソフトクリームの日】

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日本に初めてソフトクリームを紹介した会社「日世」

アイスクリームの日

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日本に初めてソフトクリームを紹介したのは、ソフトクリームの総合メーカー「日世」だ。

販売店でソフトクリームを製造するためのフリーザーソフトクリームの原料(ミックス)、ソフトクリームを盛り付けるコーン、味付けに変化を与えるトッピングソース「ファンウェファー」といった飾りつけ食材まで、すべて自社工場で製造して販売する、世界でも珍しい、ソフトクリームの総合メーカーである。

1951年7月3日、東京・明治神宮外苑で開かれたアメリカ軍主催のカーニバルの模擬店でソフトクリームが販売された情報を聞き、最初に大阪梅田・阪急園芸の喫茶パーラーに設置して、デモンストレーションを行ったところ、話題に。その後、百貨店の大食堂(レストラン)を中心に「ソフトクリーム」の存在が、広がっていった。

当時、かけそば1杯15円に対してソフトクリームは1本50円という、百貨店のレストランで食べるのにふさわしい高級なデザートだった。

世の中とは、歴史とは、常にそのようなことの繰り返しかもしれないが、「日世」の創業者が先見の明を持ち、それだけでなく、行動を起こしてくれたからこそ、今の日本での「ソフトクリーム文化」があると思うと、なんだか不思議だ。

常にアンテナを張り、そのアイデアをキャッチできる知識や経験を持ち、困難な中でも行動に移すことができる。それは現代社会の中でも大切なスキルといえそうだ。

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