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“合コン”は死語。若者にとって恋愛は贅沢品?挑戦的なマーケティングを行う「タップル」の取り組み

ビジネス

アプリ内でLINE交換禁止にしているのはワケがある

さまざまなマッチングアプリが存在するなか、タップルはマッチングのしやすさや使いやすさが最大の特徴であり、「最初に使ってもらうマッチングアプリに選ばれる」ことを念頭に置きながら、サービスのブラッシュアップを重ねてきたわけだ。

マッチングアプリ市場に目を向けると、“御三家”と呼ばれるPairs、with、Omiaiのほか、初デートのセッティングに特化したDineや、運営からマッチングの提案をするknew、AIが自動で週1回のデートをセッティングするバチェラーデートなど、新たなサービスも勃興しており、まさに群雄割拠と呼べる状況だ。

競争激化の様相を呈するマッチングアプリ市場において、タップルは「挑戦的な取り組み」を積極的に展開してきたことで、独自のポジショニングを確立できたという。

「タップルは先述したように、安心・安全に力を注いできたわけですが、マッチングアプリの中で唯一、アプリ内でLINEなどの連絡先の交換を禁止しているんです。出会いをサポートする、お膳立てするのがマッチングアプリの役割なのに、このルールはかなりチャレンジングなことでもありますが、もしLINEの交換をOKにしてしまうと、何かトラブルが発生した時に、責任が取れなくなってしまう。

サービスを提供する運営側としても、ユーザーの方の安心・安全を最大限に確保したい思いがあるので、こうしたルールを定めているんです」

恋愛をする時間はすごく大切であり、会うところまでは運営側で責任を持つ。
LINEの交換は、マッチングして実際に会ってから行ってもらう。

タップルが「恋愛総量の最大化」というパーパスを掲げるように、恋愛に対して真摯に向き合い、その姿勢がサービスにも反映されていると言えるだろう。

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