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「1年後、見違えるほど成長する社員」と「ダメ社員」の違い

学び

 システムでも、M&Aでも、会計でも、本質的には違いはありません。担当する分野において一生懸命勉強をして「誰にも負けないくらいの知識を得よう」と思っている人は、ほんの数か月でも大きく成長します。

 このような心がけをもって仕事をしている人は、いくらでもその分野についての文章も書けるし、迫力があるプレゼンテーションもできます。そうなると、他の部署やプロジェクトからも引っ張りだこになっていくでしょう。

 逆に、漫然と「めんどくせーな」と思いながら仕事をすると、その仕事がひと段落した後に「何を学びましたか」と問われても、何も出てこないという状況になってしまうのです。

1年後に見違えるほど成長したいなら

ミーティング

 ぼくは、評価されなかった時代は、自分の仕事について何も語れませんでした。毎日何かしらの作業はしていましたが、それについてしっかりと深い理解をすることもなかったし、他の人に教えようともしていなかったのです。

 自分の仕事について、周辺知識についてもちゃんと学んでいるか、ブログや日記を書いて知識の棚卸をしているか、他の人に教えられるか、講演を依頼されたら問題なくできるか。そういうことを自問自答してみてください。

 自信を持って「YES」と答えられれば、1年後には見違えるような成長をしているはずです。

 本当に「成長したい、活躍したい」と思うのであれば、目の前の仕事に本気で取り組んでみて、かつそこでは誰にも負けないくらい勉強してみる。

 当たり前のようで実は難しいことですが、ぜひ意識してみてほしいです。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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