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可愛かった弟がヤクザに。年に1回の家族の集まりで見せた“複雑な関係”

コラム

 血がつながっている兄弟だからこそ、相手の癖や素行に許せないと感じることもあります。が、一方で、血がつながっているゆえに強く注意できないことも多いようです。そこで、「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「兄弟姉妹のトホホな話」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2020年1月25日、情報は掲載当時のものです)。

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 皆さんはご家族との関係は円満ですか? 同じ境遇で育ち、良いところも悪いところも知り尽くした兄弟だからこそ、分かち合えるものも多いかと思います。

幸せな家族像

※画像はイメージです(以下同じ)

 ただ世の中には、兄弟なのにいつの間にか本音で話すことができなくなってしまった人たちもいるようで……。

昔は可愛かった弟がヤクザになった

 3人兄弟の次男である神奈川県在住の会社員、斎藤義彦さん(仮名・28歳)は、つい最近までは公私共に順風満帆な生活を送っていました。が、弟の3男・拓馬さん(仮名・25歳)の噂を耳にしてから日々、思い悩むようになってしまったとか。

「弟は昔は可愛げがあり、小学生のころまではそれなりに仲が良かったんです。でも成長するにつれ、悪そうな友達が増えてしまってからは、少し距離を置くようになりました。

 中学を卒業して2年経った17歳のときに早くも1人暮らしするようになり、ただでさえ希薄な関係が皆無に。家屋や店舗の解体工事の仕事に就いているという話を親経由で聞いていたのですが、地元の友達から『拓馬がヤクザになった』という話をされまして……

兄貴にだけ報告していた

ヤクザ

 すぐに事実確認の電話をしようとした義彦さんですが、疎遠になって久しい拓馬さんに直接事情を聞くのを躊躇し、1つ上の長男・祐樹さん(仮名・29歳)に相談することに。

「電話口でフランクに『ヤクザになったのか』とは聞けるほどの関係性ではないので、ちょっと気が引けてしまって。今までの言動を見ていると『ヤクザになっててもおかしくないかも』という予感があったので尚更でした

 意を決して兄に話してみたら『俺は知ってた』と。拓馬は暴力団に所属するとき、兄にだけ報告していたんです。兄は弟の気持ちを配慮したのか、家族にも知らせないでずっと黙っていた。もう唖然としてしまって、何も手につかなくなるくらい動揺しました」

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