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「食べログ被害者の会」発起人に聞く、嫌がらせ被害。カカクコム裁判は泥沼化へ

ビジネス

嫌がらせ被害に。法的措置も

KollaBo(コラボ)

画像はKollaBo(コラボ)のツイッターより

 実際、KollaBoの公式ツイッターアカウントには、グーグル内のレビューに短時間で複数の低評価を付けられる被害を報告している

 迷惑行為が起きている状況について、任氏は「明かな営業妨害です。また、こうした不当なレビューだけでなく、ヘイトスピーチも私のもとに届いています。今の時代、こうしたネット上での不適切な行為に対する規制や法律は強化されており、やった人を特定することは可能です。今後も続く場合は法的措置も検討しています」と考えを示した。

 一方で多数届いたという応援の声に対しては、大いに感謝しているそうだ。

「判決後の週末にはKollaBoを利用したお客様から『本当に勝って良かったね』『KollaBoは美味しいのにひどいことするよね』と声をかけていただいたスタッフがおり、とてもありがたく思いました。今回の判決に勇気をもらって集団訴訟を起こそうと考えている、地方都市の商店街の飲食店経営者の方々がいる、という話も耳に届いており、裁判を起こして良かったと思いました

「食べログ」カカクコム側の主張は?

 ここまで食べログ被害者の会の見解をまとめた。ただ、即日控訴したカカクコム側にも、言い分があるはずだ。

 カカクコムの広報担当者に今回の判決の不満点について聞くと、「訴訟の内容に関わるご質問につきましては、6月16日のプレスリリース2件にて発表いたしましたところが、今お答えできることの全てでございます」との回答が。

 プレスリリースには、控訴の経緯として「当社としましては、本件判決は不当な判決であると考えておりますことから、東京高等裁判所への控訴の手続を行うことといたしました」とある。

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