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「バレずに副業」は危険かも。本業との“両立のコツ”を専門家に聞く

コラム

せっかくやるならメリットのある仕事を

 副業OKだった場合でも、寝る間を削って長時間労働していたら、いずれは疲弊して体を壊してしまう可能性が高い。大村氏はどう考えているのか。

「あまりやりたくないことを副業としてやるのなら、心身にとっても良くないことは明らかです。一方で、趣味のように楽しいことや、自分の成長やスキルアップにつながるようなことなら良いことだと思います。

 サービス業の例でいうと、私の友人でシステムエンジニアをしている女性がいますが、彼女はクラフトビールの熱烈な愛飲者。平日の夜や休日に近所のクラフトビール工場兼飲食店でアルバイトをしています。本当に楽しくて、本業の息抜きであると同時にお小遣い稼ぎにもなっているそうです

 このように、せっかくやるなら楽しさやスキルの取得、新しい人間関係などを得られるものをやってみてください。自分に合わないと思ったらどんどん変えていけば良いのです」

副業と本業の両立のコツは?

お金の事を考える人々

 そして副業といえば、本業との両立の問題だ。人間だれしも時間は限られている。うまく並行して進めたい場合は、どうしたら良いのか。

「ほとんどの会社には『職務専念義務』というものが就業規則に明記されており、就業時間中は職務に専念しなければならず、業務と関係のない行為をしていれば違反になります。そのため、就業時間中に副業をすることは絶対にやめてください。就業時間ではない通勤時間や昼休みをうまく使いましょう。私の副業のメインどころとしては、講演やコンサルティングなどですが、日程が変更できないような副業の予定がある場合は有休をとっていますよ

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