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30代でも年収2倍に!転職で「年収が上がる人がやってる」3つの行為

学び

未経験を未経験に見せない

転職

 そんな面倒なことはしたくないと思いますか? これをする最大のメリットは、未経験ながら入社後の活躍を採用担当者にありありとイメージしてもらうことです。Cさんの場合、経営企画の経験を通して培った、プロジェクトマネジメント力、データ分析による課題抽出・解決力、困難な状況でも改革を進める粘り強さをアピールしました。

 これらは金融業界の経営企画職で培った力ですが、マーケティング職にも活かすことができる汎用性のあるスキルです。未経験を決して未経験に見せない職務経歴書は「できること」と「企業が求めること」がピッタリ重なった部分を言語化することがキーとなります。

 業界を変える転職や職種を変える転職など、どんな転職をしても年収が上がる人は上がりますし、下がる人は下がります。両者を分けるのは、能力やスキルでしょうか?もちろんそれもあるでしょう。けれど、それらだけではありません。能力やスキルよりもむしろ、「自分ができることを言語化する力」と「それを求める企業を嗅ぎ分ける力」だと考えます。

 逆に、自分の強みが分からない、自分のスキルを活かせる環境を見つけられないという人は、職種を変える=年収ダウンを当然のこととして受け入れてしまうでしょう。自分がどちらに当てはまるのか、ちょっと考えてみてください。紹介した3名の事例が自分にも当てはまるかも、そう考えることで年収アップの道は開けるはずですからね。

<TEXT/キャリアメンター wami(@Wami_career)>

米国大学卒業後、金融業界にて4度の転職・海外勤務を経験。日系・外資系投資銀行にて11年間管理職として勤務した後、2017年キャリアメンターとして独立。通算400名以上の採用・育成・転職支援に関わっている。現在はオンライン転職サポートの「wami career」を運営。キャリアメンターとして転職支援と転職後のキャリア支援を行ない、これまでサポートした内定獲得者の9割が年収アップを実現。Twitter:@Wami_career

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