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1000万円稼いだ仮想通貨長者に聞く「今、仕込むべき“割安”アルトコイン」5選

コラム

 ならば、ビットコインの復活を待つよりも、他の仮想通貨(アルトコイン)に目をつけたほうが手っ取り早く利益を上げられそうだ。

「いやいや、逆風の真っ只中の仮想通貨なんて、しばらく避けて通ったほうがいい」と考えた人は、率直に言って、常に後手に回りがちな投資家か、常に何も手出しのできない投資家となりがちだろう。

 あらゆる相場の世界では、総悲観の局面こそ、新たな仕込みのチャンスが密かに訪れているのだ。そこで、児山氏が今後の展開に期待を抱いているメジャーな仮想通貨を5つピックアップしてもらった。

 その中でも、特に注目したいのは「NEO」である。理由は単純明快で、コインチェックで大量流出が発覚した「NEM」と名称が似ているからだ。とんだとばっちりで、すっかり混同している投資家も存在しているかもしれない。だとすれば、安く仕込んでおくには絶好のチャンスだ。

児山氏が注目するメジャーなアルトコイン5選

■NEO 目標価格:5万円
 2016年10月に誕生した仮想通貨で、発行枚数は1億、最小通貨単位は1NEO、時価総額は9位。

 ネットワークユーザーの間で好評価の複数のブックキーパーと呼ばれる帳簿係をNEO保有者の投票で決める方式を採用し、信用性が高い。1月前半の中国の規制(相対取引アプリ、マイニング)後に大きく値を戻した。国内取引所では取り扱っていないが、海外取引所の「Binance(バイナンス)」、「Bittrex(ビットレックス)」、「bitfinex(ビットフィネックス)」で取引可能。公式サイト:https://neo.org/

■OmiseGo(オミセゴー) 目標価格:5000円
 東南アジア全域で決済可能なイーサリアムベースの暗号通貨で、少額決済に対応。取引開始日は2017年6月23日で、タイ、日本、シンガポール、インドネシアに拠点を持つ決済会社が運営している。

 SBIホールディングス・三井住友グループなどが出資していることから、SBI運営の取引所に上場する可能性あり。タイのマクドナルドとのタイアップし、タイの金融庁も採用。公式サイト:https://omg.omise.co/ja/

■バイナンストークン(BNB) 目標価格:0.003BTC
 バイナンスの取引所でのみの取扱い。だが、BNB建ての通貨ペアの取引手数料が半額になるため、多くのバイナンス利用者が保有している。それでも保有者が相対的に少ないという需給面のよさから、安定的に上昇しやすいと思われる。公式サイト:https://www.binance.com/

■ビットコインキャッシュ(BCH)とライトコイン(LTC)
 目標価格:BCHが50万円以上、LTCが9万~12万円

 ビットコインが抱える送金の遅延と手数料の高騰問題より、実利用ではこの2つの通貨に注目が当たる。時価総額的に軽いのでライトコインのほうが上がりやすいと思われるが、ビットコインのハッシュパワーが移った際にはビットコインキャッシュの価格が高騰すると思われる。
 公式サイト:BCHがhttps://www.bitcoincash.org/、LTCがhttps://litecoin.org/ja/

<取材・文/大西洋平>

出版社勤務などを経て95年に独立し、フリーのジャーナリストとして『YenSPA!』『ダイヤモンドZAi』をはじめとするマネー誌や、『週刊ダイヤモンド』、『プレジデント』、『週刊朝日』などの一般雑誌で執筆中

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