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女優・萩原みのり、「コンプレックスある」演じることを続けるための原動力

暮らし

慣れたり中途半端には絶対にしない

萩原

――求められるというのは大きいですね。

萩原:本当に大きなエネルギーになります。同時に、仕事として向かうときに大事にしているのは、毎回新鮮にやることです。次の仕事もあるか分からないからこそ、全力でやる。変に慣れたり、疲れたからといって中途半端にやったり、そんなものをカメラの前に絶対に残さないという思いはいつもあります。

――すごくしっかりされている印象です。

萩原:私に近い人たちは誰も「しっかりしてる」なんて言わないです。なので、そう言われるのも不思議ですね。ただ最近はSNSで意識してかっこつけないようにしています。私を好きでいてくれる人たちの前でかっこつける必要もないし、そう思われる必要もないので。しっかりして見えるのは、変に目力があるからだと思います(笑)。

忘れなくていいし許さなくていい

萩原

――最後に、本作をこれから観ようと思っている人にメッセージをお願いします。

萩原:嫌なことがあったときに、気持ちを切り替えてとか、前を向いてとか、ポジティブな言葉をかけられますが、絶対に前に進まなきゃいけないなんてことはないし、忘れなきゃいけない理由もないと思うんです。許せないことがあって、忘れられなかったら、忘れなくていいし許さなくていい。

 自分が一番生きやすい道をいけばいい。そういう選択肢もあることを、この映画で伝えられたらいいなと思っています。

<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/石川奈緒記 スタイリング/秋田百合美>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

【公開情報】
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(C) 2021 M×2 films

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