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ゲオが運営「超格安ブランドストア」が都心進出。人気のワケを社長に聞く

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「安売り」の店で終わらせない

セカンドストリート

セカンドストリート外観

「今後、オフプライスストアはどのような広がりを見せるのか」。その問いに対し、「大手企業のさらなる参入に加え、個人規模の店舗も増加し、より拡大していくでしょう」と力強く語った川辺氏。一方で「オフプライスストア」と名乗るだけでは意味がない、と続ける。

「バラエティに富んだ商品を扱うのは、技術的にも難しさがある。チェーン展開には、目利きや物流のノウハウを高めていく必要があります。これまでも『安価』を前面に出し、雑多に展開している店舗はありましたが『バッタ屋』や『ディスカウントストア』と同カテゴリーに分類されていたはず。商品への信頼性も『いいものだから買おう』ではなく『安いから買おう』と低かったのではないでしょうか。

 これからは『どういうルートで安くなったか』や『品質に問題がない』ということを、きちんと示しながら展開していくことが必要となります。取引先が懸念しているのは、自分たちの商品やブランド名が安売りされ、価値が低下すること。そのようなイメージが払拭され『オフプライスストア=良いものが安く手に入れられる場所』という認識が広がれば、より展開は広がるでしょう」

<取材・文/つちだ四郎>

関西を中心に活動しているライター。今はジャンルを選ばず幅広く記事を書いていくことを心がけています。趣味はロックバンドのライブとお笑いを観ること。『銀魂』ファンです。Twitter:@gntm10460505

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