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「半沢直樹」の名言に学ぶ、「仕事で苦しんでいる人」の解決策

学び

 こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。

 ぼくは読書が趣味で、ビジネス書や専門書、小説など、いろいろと読んでいます。なかでも特に好きなのがビジネス小説です。

 ただ、実は最近まで、あのドラマ化もされ大ヒットした「半沢直樹」シリーズ(池井戸潤/著)を読んでいませんでした

 そこで読んでみると一気に引き込まれました。銀行業務についても理解が深まりましたし、行内の政治も非常にリアル。何よりも主人公である半沢直樹がメチャクチャかっこいい。今回は、僕が「これこそがプロフェッショナルだよな……」とうならされた名言をひとつ紹介します。

半沢直樹の名言「仕事は客のためにするもんだ」

ロスジェネ

『ロスジェネの逆襲』(文春文庫)

 ドラマにはなっていないシリーズ3巻目の『ロスジェネの逆襲』(文春文庫)の中で、半沢直樹は子会社の証券会社に出向し、部長としてM&A案件を手がけます。後半で、部下と酒を酌み交わす場面があり、そこでの言葉が「まさに仕事ってこれだよね」というものでした。

 部下が「仕事とはいったい何なのでしょう?」と問いかける部分があり、それに対する半沢直樹の返答です。

 特に若いみなさんには、早い段階で理解してもらいたい言葉です。引用します。

仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分の為だけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜くゆがんでいく」(『ロスジェネの逆襲』より)

 いかがでしょうか。みなさんは、この「大原則」を理解しつつ仕事をしているでしょうか。

「仕事 = 貢献」ということに気づこう

Happy professional colleagues are feeling togetherness

※画像はイメージです(以下、同じ)

 仕事は、そもそも自己成長のためでも、自分が金をもうけるためのものでもないのです。

 もちろん、「成長したい」「お金が欲しい」と思うことを否定しているわけではありません。そのような欲望を持つことは普通ですし、それらをモチベーションとして働くのにも賛成です。ただ、それは仕事の本質ではないのです

 本来、仕事は何のためにあるかというと、お客様を助けるためにあるものなのです。そして、そのお客様への貢献を通じて、社会全体へと貢献するものなのです。

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