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「ホスト界のイチロー」が明かすシャンパンタワー誕生秘話。300万円の売上が必要で

暮らし

真摯に向き合うことが成功に繋がる

流星さん

 経営者として事業を成長させていた矢先、40歳にして現役ホストに復帰。その背景には、諦めかけたホストたちに夢を与えたいという思いがあった

「ホストの定年退職は28歳と、僕は昔から提言しています。若い頃にノリと勢いで人気のあったホストも、経験値から手の抜き方を知るようになると売り上げが減少傾向になる。すると、『もう歳だから』と売れない理由を作り、さらに結婚したり、企業に就職している同期を見て、諦めるように辞めていきます。現役時代もホストクラブを経営しているときも、たくさんそういう人を見てきました。

 しかし、しっかりと学んでいるホストに年齢的限界はないと思っています。現に僕は40歳で現役に復帰し、47歳でも2020年の年間ナンバーワンを獲ることが出来ています。昔と同じように、特別なことはしていません。

 昔も今も、ライバルは理想の自分。お客様とホストクラブの経営と向き合い続けた結果、成果につながりました。だから、僕の姿を見て『いくつになっても戦えるんだ』と感じ取り、何歳になってもチャレンジを忘れず、向上心を持ちながら仕事と向き合ってもらえたら僕も嬉しいですね」

<取材・文/橋本岬>

IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです

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