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自称「Google出身」の社長が炎上。もし経歴ごまかしを採用時にしたらどうなる?

学び

転職エージェントは情報が残る

キャリア

 私は普段、20代の第二新卒を中心にキャリア面談をしているのですが、過去に2か月の短期離職をした人がいました。私と面談をした時の履歴書には「職歴なし」となっており、口頭で「相談があります……2か月しか勤務してないので、職歴に含めたくないのですが」とのことでした。

 意図的に隠すことは当然ながら経歴詐称に当たります。経歴詐称の加担をすることはできない、と事情を伝えましたが、その人は「エージェントを通さずに個人で動きます」ということでした。

 しかし、その3か月後に彼から私のもとに再びエージェント登録がきたのです。しかし、残念ながら、虚偽のリスクがある方を心からサポートをしたいとは思いませんでした。1か月だろうと、3か月だろうと社会保険に加入をして勤務していれば、短期離職は必ずバレます

 なかには転職エージェント側から経歴詐称の提案をされることもあるそうです。絶対に経歴詐称はしてはいけません。今回は経歴詐称の基本的なまとめになりますが、小さな嘘のつもりが解雇に繋がるケースがあります。先ほどお伝えしたようにリファレンスチェックなどもありますので、少しでも気になる点があれば相談をしてみてください。

<TEXT/転職エージェント 森川剛>

元お笑い芸人。第二新卒特化の転職エージェントで勤務した後、起業。現在はキャリアアドバイザーとして自身の経験を活かし、新卒学生のキャリア支援を行う。
■twitter:@a54689

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