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1年間で20万円も得をする通勤時間の使い方――20代で1200万円の外車を一括購入した男に聞く

コラム

節約の極意は「見栄を張らないこと」

中村さん

「ランボルギーニの購入は、見栄ではなく“純粋にこの車が好きだから”」と語る中村さん

 世の中には、SNSで友人の多さをアピールする人も大勢います。以前の記事では興味のない飲み会には参加しないと断言していた中村さん。人間関係でも「見栄を張らないこと」が節約につながるといいます。

「そうですね、本当に仲のいい友達とだけ付き合っていれば、割り勘だって気兼ねなくできます。相手に合わせて飲みたくないコーヒーにお金を使うこともありません。本音を言っても角が立たない、お互いに理解し合っている付き合いのほうが僕は心地いいと思います」

 当然、見栄を張って周りの人に食事を奢ったりすることもないのだとか。

「僕は仕事の後輩にもご飯を奢ったことはありません。その代わり、お得な情報を教えてあげたりしますね。『奢るよりも金銭的には圧倒的にプラスになるから』と言っています(笑)」

お金を「見える化」することで、意識が高まる

 全3回に渡って、さまざまな節約方法について教えてもらいましたが、節約を始めるためのファーストステップとして、自分の資産や月々の収入や支出を正確に把握することが大切だとか。

「まずはお金を“見える化”することが大切です。『マネーフォワード』などの家計簿アプリで、簡単にお金を数値として確認することができます。そうすることで気付きが生まれるはずです」

 2019年は消費税増税に伴いポイント還元制度が充実するなど、「キャッシュレス元年」とも言われていますが、中村さんと同世代のビジネスマンのあいだではどうなのでしょうか。

「僕の周りではあまり普及していないですね。20%還元のキャンペーンがあるよと教えても、手続きが面倒臭いという感情のほうが勝つみたいです。日常で使うお金の単位で考えれば、1000円に対する20%はたったの200円なので、リターンが小さいと感じて、あまり重要視されていないようです」

 いくらキャッシュレスでのポイント還元が話題になっているとはいえ、利用するための第1歩を踏み出すのが億劫に感じてしまうのかもしれません。しかし、「無駄に使っている時間があるなら、お得な情報を調べたり実践するのに使ったほうが有意義だ」と中村さんは言います。

「面倒といっても、通勤時間など、スマホでゲームやSNSをする暇がある人は多いですよね。スマホゲームが本当に大好きならいいと思うんですが、なんとなく暇つぶしでやっているんだったらお得なキャンペーン情報を調べて実践するだけでも、簡単に年間20万円くらいは変わってくると思います

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