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会社から必要とされる人と、そうでない人の「言動の差」

学び

仕事は段取りが9割

 最後に仕事に対する「目的意識」も大事です。仕事には「目的(ゴール)」と「手段(プロセス)」があります。

 常に目的を明確にして仕事を進め、あらゆる手段を実行する。どんなに難しい壁に遭遇しても、できない理由を探すのではなく、できる方法を打つ手は無限の精神で探し続ける。

 そして、考えられるすべての手段を手当たり次第に実行することで、目的を達成する。目的は強固に、手段は柔軟な姿勢の社員はどの会社でもたいへん重宝される人材といえるでしょう。

 仕事の成果は段取りが9割と言われるほど事前準備が大切です。過去の経験から、あらゆることを想定して準備を整えておくこと。その段取り上手から余裕が生まれ、その余裕の時間と思考がチャンスや縁を掴むことができるのです。整っていない人は、チャンスや縁を掴むことはできないのです。会社や上司はそれを知っているからこそ、段取り上手な社員を評価する傾向があるのです。

すべての出来事を「転源自在」に考える

アイデア

 この世の中には「偶然」なことはひとつも存在しません。全ては「必然」で起こっています。目の前で起こっていることは、今のあなたに必要であり、ちょうどいいことだけが起こっているのです。

 その出来事を「転源自在」の考え方で、過去の自分の意思決定や行動がもたらしたことと考えられることで、イライラすることもストレスもなくなり、ではどうするべきかという解決策が自然と浮かび上がってきます。

 人は変化することで成長します。その、成長を続けることで成功にたどり着くことができます。成功のためにも、成長のためにも、まずは変化することが最初のステップとなります。

 変化を受け入れられる人とは、素直な人です。自分のこだわりやプライドが少なく、新しいこと、初めてのことにチャレンジする姿勢がいつでもある人です。これは歳を重ねるごとに失われていくものだからこそ、歳を重ねるたびにあなたの評価が高まっていくでしょう。

 早く会社で成長したいのであれば、まず周囲からの信頼を勝ち取ることが不可欠です。まずはいち早く成果を出し、成長を続けられるプロフェッショナルになっていただきたいと思います。この記事があなたの行動を少しだけ変えてみるきっかけとなれば、嬉しく思います。

<TEXT/金村秀一>

ウィルウェイグループ代表取締役社長。1973年東京生まれ、東京国際大学卒。21歳の時に創業。企業のWEB制作や顧客管理、マーケティングサポートなどを展開。右肩上がりの高収益企業を創造する経営計画書による経営の仕組みを指導する経営塾「100年塾」を2012年から主宰

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