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「接待の席で失禁」するヤバい取引先を持ってしまった25歳の悲劇

学び

 モンスタークライアントの中には、本人には悪気がなくても、困った人もいますね。

カフェ・飲食店

※画像はイメージ(以下同じ)

 今回紹介するのは、お酒を飲むとなぜか毎回オシッコをおもらししてしまう「失禁クライアント」を更生させようと奮闘した営業マンのお話です。その涙ぐましい苦労、そしてまさかの結末とはどんなものだったのでしょうか。

飲むと必ず失禁するクライアント

「アルコールを飲むと、毎回、失禁するクライアントがいました」と語るのは、某メーカーの営業職の矢島俊二さん(仮名・25歳)。

 矢島さんが入社早々に担当したクライアント、ゼネコン会社の主任の早川隼人さん(仮名・38歳)は、酔うと必ず失禁するという困った人物だったようです。

「失禁は決まって飲食店なので、接待する店はちょっとした居酒屋でも、出入り禁止になってしまいます。アルコール抜きの会食を提案しても、『飲まないと本気が出ない』と訳が分からないことを言ってくるんです」

 そこでおしゃれなカフェで接待を提案しますが、女性客が多いカフェはなぜか早川さんが敬遠。仕方なく場末の汚い中華料理店や繁華街の外れにある家族経営の小さな食堂で、失禁しないように終始気を配っていたのだとか。

「なぜか酔うと自分が“巨根”であると威張り散らすんです。先輩に相談したら、本当に巨根の男性は自慢しないから、『きっと見栄を張っているだろう』って。でも接待する席では、なるべく『スゴい!』とヨイショしていました」

彼女ができたら変わるのではないか

社内恋愛

 なにか解決の糸口が見つかるかもしれないとアルコール依存症克服の書籍なども読んでみるなど、矢島さんは早川さんのことを理解しようと努力します。そこで得た「アルコールに依存する人は何かから逃れたいとか、何かしらトラウマを抱えている」という知識から考えを巡らせます。

 さすがにトラウマを突っ込んで聞いてはいけないと思いながら、失禁だけは何とか治ってもらいたいと願う矢島さん。そんなとき、「ひょっとしたらカノジョができたら、そんなに飲まなくなるのではないか」とひらめいたそうです。

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