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仕事のミスは「脳の老化」のせい? 危険だなと思う人の予兆5つ

学び

「白髪を見つけた」「最近お腹の肉が気になる」など加齢による外見的劣化に敏感な男性は多いが、当然、老化は脳にも訪れている。では、そもそも脳の衰えとは?

脳を鍛える脳活ドリル

※画像はイメージです(以下、同じ)

 脳科学者の福井浩二氏は、その老化メカニズムをこう分析する。

「脳の老化とは、酸素による“脳の酸化”です。鉄が酸素で錆びるのと同じですね。特に脳の重量は全体重の8%程度であるにもかかわらず、酸素の消費量は体全体のうち約20%。つまり、特に酸化しやすい部位といえるのです。

 酸化が進むと、脳細胞は硬くなって働きが鈍くなり、もの忘れや運動能力の低下を招きます。さらに、刺激がないと衰えはより進行。生活がマンネリ化しやすい生活を送る人は注意が必要です。ちなみにカロリー消費にも酸素を使うので、食べすぎも脳の老化につながります」

日常のこんな症状は脳の老化の予兆

 また、「脳内ネットワークが密なほど認識力、思考力、判断力などの認知機能が高いとされる脳。加齢によって劣化または萎縮することで能力が下がります」と解説するのは、医学博士の加藤俊徳氏だ。

「『記憶系』『思考系』『視覚系』など、脳は機能ごとに大きく8つに分類できます。どの能力が高いかは個人差がありますが、生活自体がルーティン化していると特定の部位しか使わないので他の機能は衰えます。

 さらに刺激がワンパターンだと脳は“慣れ”による省エネモードに突入。脳全体の働きが錆びつきます。『よくつまずく』『飲み会では同じ話ばかり』などの“老い”を感じる言動が目立つなら、脳が劣化している証し。老化は化学反応でもあるので、努力すれば進行を遅らせられます」

<日常の中の脳の老化予兆リスト>
□ 会話中にとっさにタレントの名前が出てこない
□ 「その話、前にも聞いた」と、ツッコまれる
□ 別のことに気をとられると、何をしていたかが思い出せなくなる
□ よくつまずく
□ 暴飲暴食で腹まわりが気になってきた

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