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5G対応の新型「iPad Air」実機レビュー。実力は?損をしないためのプラン選びも

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写真の管理&編集で大いに実力を発揮

第5世代iPad Air

今回はJPEGファイルを取り込んでいるが、よりサイズの大きいRAWデータの扱いでも活躍しそうだ

 また、iPad Airには、機械学習に特化したSoCの「Neural Engin」が搭載されているが、これはLightroomやPhotoshopでAIを使った画像処理機能を使うときに強みを発揮する。

第5世代iPad Air

Lightroomの「空の置き換え」は、一瞬で空の色を変えることができる機能。AIによる処理が行われている

 たとえば、Lightroomの「空を置き換え」という機能では、AdobeのAI「Adobe Sensei」により、写真の空の部分を自動選択して青空を夕焼けに変えるなどの加工を行える。このような作業をノンストレスで高速に行えることも魅力だ。

 このほかに、iPhoneで撮影した写真をiCloud経由でiPadに同期して編集を行う場合にも同期スピードの早さは強みになる。iPhoneの小さな画面で作業するより編集しやすいし、ApplePencilを使ったレタッチも行える。写真の管理・編集用デバイスとしては、かなり便利に活用できそうだ

出先でのWeb会議が快適に

第5世代iPad Air

よくお世話になっているのが、JR東日本が展開する「STATION BOOTH」。15分単位で予約して利用できる

 5G対応であることが強みになるもうひとつのシーンが、出先でWeb会議に接続する状況だ。筆者の場合、リアル取材とオンライン取材が同日に重なった場合などに、移動途中の駅などに設置されたテレワークブースからZoomに接続することがある。

 これまでは、ブース利用者向けに提供されているWi-Fiサービスを利用したり、自分のスマホからテザリングしたりしてネット接続していた。それでも大きな支障はないものの、状況によっては映像が重くなったり、音質が良くなかったりと自宅の固定回線から接続した場合に比べるとベストとはいえない環境になるケースがあった。

第5世代iPad Air

通信環境が安定していると、余計な心配をせずに会話に集中できる

 5G対応エリア内であれば、そのようなストレスから解放され、出先からでも安心してWeb会議ができるようになる

 現状では全国どこでもというわけにはいかないものの、都内の主要駅などでは5G対応が進んできた。そして、テレワークブースが設置されている場所も比較的大きな駅が多く、両スポットは重なっていることが多い。

 そのため、都市部であれば「5G対応エリア内にあるテレワークブース」を探すのはそこまで難しいことではない。通信環境のよい自宅から接続するために大急ぎで帰宅する……といったことは避けられそうだ

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