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異国の地でコロナ感染した28歳が語る、療養の日々「シャワーを浴びるだけで息が上がる」

コラム

悪夢のような10日間が始まる

フランス旅行

 コロナに感染した2人は、観光から隔離生活へと一転。悪夢のような10日間が始まります。観光なんてできるはずがなく、「陽性の結果を受けてから一日で喉の痛み、咳、熱の症状が現れ、シャワーを浴びるだけで息が上がるほどでした」と語る田村さん。

 異国の地でのコロナに感染は、2人は不安な気持ちにさせたといいます。

「友人は不整脈もちで、夜になると過呼吸になることがありました。急遽、ホテルのフロントに電話で状況を説明し、パルスオキシメーターを持ってきてもらうようお願いしたのですが、断られてしまって……」

友人のためにドラッグストアへ

「近くにある24時間営業のドラッグストアに電話し、緊急で届けてもらいました。ですが、商品が届くまでに3時間もかかったのです。その間に、友人の容態が安定したのは不幸中の幸いでしたが、緊急時でさえも、自分たちでどうにかしなければいけなかったので、かなり不安でしたね

 体調は回復に向かい、次は帰国に向けての準備に取り掛かります。

「ホテル隔離生活の半分が過ぎる頃には、徐々に症状が軽減しました。まだ咳は出ていたものの、やっとホテル滞在の延長や航空便の変更などの手続きに取り掛かる体力が戻ってきたんです」

 そして領事館に電話を入れると、衝撃の事実を伝えられます。

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