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M-1グランプリで話題の“8人組”主宰が語る、諦めと強み「ずっと芸人になりたかった」

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8人いるから8倍楽しい

ダウ90000

ダウ90000 第3回本公演 「ずっと正月」(イラスト/ヨシダナツミ、デザイン/柴田ユウスケ)

――書き手としての蓮見さん自身も、演じ手としてのメンバーも。

蓮見:はい。2人のコントは、ちゃんとウケたらやっている側もすごくうれしいですしね。8人のコントだと、ウケてもセリフが少ないからとあんまり喜んでないヤツとかいるんですよ。出ている以上は喜んだらいいのにと思いますけど(笑)。

――たしかに、8人出ていて長さが4~5分だとほぼしゃべらない人も出てきてしまいますね。

蓮見:個々のよさを出そうと思うと8人は多いので、ライブごとになんとなく主人公を一人決めて、「この人が目立つようなネタを」というふうに作るようにはしています。そしたら、毎回来てくださる方も楽しいと思うから。8人いるから、8倍楽しいじゃないですか。これは僕らの強みかもしれません。

<取材・文/釣木文恵 撮影/石原敦志>

【蓮見翔(はすみ・しょう)】
1997年、東京都生まれ。日本大学芸術学部在学中、演劇企画団体「はりねずみのパジャマ」を立ち上げ。2020年9月、サークルのメンバーで「ダウ90000」を結成。2021年7月、作・演出を務めたコントライブ『夜衝』が評判を呼ぶ。『東京03の好きにさせるかッ!』(NHKラジオ第1)、ラブレターズ単独ライブ、かが屋文庫書き下ろし生配信などに脚本提供。
Twitter:@Show0408S

ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Twitter:@troookie

【ダウ90000】
2020年9月結成。男性4人、女性4人からなる8人組。コントライブ『あの子の自転車』を定期的に開催するほか、2021年1月に演劇の第一回本公演『フローリングならでは』を上演。『M-1グランプリ2021』には蓮見と女性4人の5人で挑戦し、準々決勝まで進出。1月26日から上演される第三回本公演『ずっと正月』は全公演即完。すべての作品の作・演出を蓮見翔が手がける。
公式Twitter:@daw90000 
YouTubeチャンネル用公式Twitter:@pandandconte

【公演情報】
「ずっと正月」1/26(水)〜2/6(日)新宿シアタートップス
作・演出:蓮見翔、出演:ダウ90000
会場チケットは完売。2/7(月)〜3/6(日)まで見られる配信チケットが販売中

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