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コロナで「イライラする人」が知るべき理性の働かせ方。コツは6秒と3重丸

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それでも怒りがおさまらない時は…

シニア 職場

 それでも怒りがおさまらない時は、幽体離脱のイメージトレーニングを行なってみましょう。自分の肉体から意識や魂が抜けだしたイメージです。

 目をつぶり、自分を2メートルほど上から見下ろしているイメージを描きます。そして、他人事として「こいつ(自分のこと)何で怒っているのだろう」と観察します。さらに、「こいつ、こんなことを思っているようだけど、どう?」「う~ん、まあ、分からなくもないけど、よくあることじゃない」「どうすればいいと思う?」という具合に、他人事として問いかけ、答えてみます。

 自分から離れることで、客観的になれ、妥当な判断ができるでしょう。

 たった1回怒ったことで、例えば、人間関係が壊れたり、仕事の信頼を損ねたりすると、それまでの関係性や努力が水の泡になります。怒りで後悔しないようにしましょう。

<TEXT/マネジメントコンサルタント 川嵜昌子>

マネジメントコンサルタント。長崎市生まれ。東京のベンチャー企業の創業期メンバーとして立ち上げに携わり、自社の急成長、東証一部上場という経験を得た後、独立。5000社以上の経営者に取材およびコンサルティングを行なう。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会参事。著書『自分をサクサク動かすセルフマネジメント』(総合科学出版)ほか

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