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ソニーが過去最高売上を更新できる理由。要因は「PS5」だけじゃない

ビジネス

1)ゲーム&ネットワークサービス事業:ソニーを支える事業

PS5

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 ゲーム&ネットワークサービス事業(G&NS)はPlayStationの製造販売およびソフトウェアの販売を行う事業で、’90年代よりソニーを支える事業です。PlayStation初号機は1億台以上、2は1億5000万台以上売れ、3は8700万台に落ち着きましたが、4は1億1000万台以上売り上げています。

’20年11月に発売された「5」は国内では100万台しか売れていないようですが、当初から海外を対象とした商品であるとみられ、全世界では1000万台を突破しています。ソフトウェアでも名作を出しており、本格レースゲーム『グランツーリスモ』やモンゴル帝国の襲来から対馬を守るアクションゲーム『Ghost of Tsushima』が人気です。

 単なるゲーム事業ではなくG&NS事業の名がつけられているのは、PlayStation Networkを通じたサービスを提供しているためであり、同サービスはオンラインゲームには欠かせません。コンテンツのダウンロードやオンライン決済も提供しています。

2)音楽事業:ソニーの芸能事務所

 音楽事業はソニー・ミュージックエンタテインメントを通じて展開しています。楽曲のレーベルといった基本的な業務からアーティストの発掘や育成、マーケティングの他、ライブイベントの運営事業を展開しています。

 また、WALKMAN公式の音楽ダウンロードサイト「mora」も音楽事業によるものです。ちなみに、洋楽好きの方は「VEVO」のロゴがついたYoutubeの動画を見たことがあるかもしれません。VEVOは音楽動画のプロバイダで、ソニーの米国企業が出資しています。

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