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レジャーの予約を断られたのは「新宿区在住」だから?コロナ下の不可解

暮らし

練馬区の友人に予約を頼んでみたら…

「どうしてもダイビングがしたかった」という柳さんは練馬区在住のダイビング仲間を誘い、彼に2人分の予約を頼んだところ、何の問題もなく予約が取れたというのです。

「断られたショップを避けての予約だったんで、たまたまかもしれませんけど、ちょっと勘ぐっちゃいましたね(笑)。とりあえず行けることになったので良かったですが、万が一のことも考えて抗体検査を受けておきました。陰性だったんですが、何か言われたら見せようと写メっておきました

 満を持してダイビング当日をむかえた柳さんでしたが、受付の際にひと悶着あったそうです。

「結局、申し込んだ友人だけでなく、住所とかも書かなきゃいけなかったんです。久々だから、このことを忘れてました。嘘の住所を書こうか迷いましたが正直に書いたんです。案の定、提出したときに『新宿に住んでるんですか!?』と問い詰められて……。検査結果の写真を見せることで、その場はなんとかスルーできました。覚悟はしていましたが、驚きましたね」

怖がる人の気持もわからなくはない

歌舞伎町

 店員さんの声を聞いた他の参加者からの冷たい視線もツラかったそうです。ただ柳さんは、ショップの人たちの反応もわからなくはないとか。

「出身が栃木なので、上京したてのときは『新宿なんかに人が住める訳がない』 と思ってましたから。新宿全体が歌舞伎町のような繁華街になっているイメージを持ってる人は多いんじゃないかな。新宿近辺って便利で住みやすいんですが、『住む場所』としては認識されていないんですよね」

 そう苦笑いする柳さんに次回のダイビング予定を聞いてみると「もう少し落ち着いたらですね。来年の夏までにはもう少し状況が変わっていればいいんですが」とのこと。いつまで。

<取材・文/吉沢さりぃ イラスト/田山佳澄>

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。『日刊SPA!』『BLOGOS』などで執筆。趣味は飲酒
Twitter:@sally_y0720

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