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生ビールが飲み放題。最新鋭のコワーキングを体験してみた

暮らし

一味違ったシャワーが浴びられる

シャワー室

最先端すぎて度肝を抜かれた

 ビールのドリンクバーと同じく、他のコワーキングスペースで見かけないのが、シャワー室だ。ここは皇居が近いという場所柄、ランニング後に利用する人が多いようだが、気分転換でシャワーを浴びることによって、仕事中にどういった効果をもたらすかという実証実験を行っている。

 A〜Cまでのボタンのどれか1つを押すと、照明変化と音楽に加え、脱衣室のプロジェクターからシャワー室のドア一面に映像が投影され、シャワー室内で空間演出を体験することができる

 ボタンによってはノリノリの外国人が踊っている中でシャワーを浴びることになるので、眠気払いとしてはある意味仮眠室より効果があるのではなかろうか。おそらく一般レベルで体感できるのはここだけだろう。

 筆者は喫茶店などでは人目が気になりどうしても手が止まりがちだったが、当施設内では北海道で録音したという鳥のさえずりがBGMで流れているせいか、不思議とリラックスして仕事に打ち込むことができた。

都度利用なら良いかも

集中ブース

吸音パッドが仕込まれているため、隣席のキーボード音も気にならず

 どうしても気が散ってしまうというナイーブな方は、「集中ブース」を利用すると良い。ネカフェのように一席ごとに仕切られているので、その名の通りバッチリ集中できる。

 まるで忍者屋敷のように至る所にギミックが仕込まれた「point 0 marunouchi」。初めてのコワーキングスペース体験は想像の斜め上を行く快適な空間だった。

 さて、気になるお値段は月額の場合、自由席が8万円、専用席で12万円(それぞれ長期契約で割引アリ)となかなか手が届かなそうな料金設定となっているが、都度利用ならば15分250円からと、比較的リーズナブルに利用できる。

 いつもとは気分を変えてビールを飲みながら打ち合わせしたり、皇居でのランニング後に最先端のシャワー室を体験してみたりと、ある意味アトラクションを楽しむ感覚で訪れてみるのも一興かもしれない。

<取材・文/ヤナカリュウイチ>

1988年生まれ。「bizSPA!フレッシュ」編集部で、人生模索してます。お酒の誘いは断らないほうです。ツイッターは@ia_tqw

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