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“コロナ破局”しそうになった会社員の暴走「探偵を雇うことも考えました」

暮らし

彼女の浮気を疑いだす

 その頃から、宮崎さんはあらぬ疑いをかけるようになります。

「どうしても顔を見たいと言っているのに“塩対応”。『浮気でもしているのではないか』と考えるようになったんです。思い切って追及してみたところ、彼女は『そんなことしていない』との一点張りで……」

 疑念は解消されるどころか、日を増すごとに強まっていってしまいます。

「不安で仕方なかったので、証拠をつかむため探偵を雇うことも考えました。でも、浮気現場の写真なんか見せられたら絶望して耐えられないと思って、問い合わせる直前でやめました」

探偵を雇うことも考えたが…

遠距離恋愛

「電話するたびに浮気を追及していたんですが、そのうちに彼女は一切電話に出てくれなくなりました。それからは一方的にLINEを送り続けたんです。すると、彼女から『もう無理』と別れを告げられてしまいました。今思うと馬鹿みたいですが、彼女がそんなことを言い出すなんて全く思ってもいなかったので、物凄いショックでした」

 この時になってようやく「自分のやっていたことを客観的に見ることができた」とか。

「彼女に別れを切り出された時より、なんて馬鹿なことをしていたんだと気づいた時の絶望のほうが深かったです。自分が自分じゃなかったみたいで、怖くなりました」

 コロナ禍では不安のあまり正常な判断ができなくなった人も多いのではないでしょうか。宮崎さんもその一人。その後は、彼女とのヨリを戻すための思案に暮れるようになります。

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