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1年で会社を辞めた’19年入社組の本音「あまりにホワイトすぎて…」

ビジネス

“企業ブランド”よりも“意味づけ”を最重視

新卒1年目で会社を辞めた人

平賀充記氏

 この傾向について、若者の就労に詳しい「ツナグ働き方研究所」の平賀充記所長はこう解説する。

「新卒社員のうち1年もたずに辞める割合は、毎年ほぼ10%程度。そのなかで’19年度入社組の特徴としては、“生き急いでいる”という印象があります」

 その背景としては、デジタルネイティブである新卒社員のコミュニケーションの場が、社内からSNSへと変化したことが大きいのではないかと平賀氏は言う。

「彼らは、ネットで成功者のプロセスを知ったり、SNSやオンラインサロンのメンバーと自分を比べたりして『このままでいいのだろうか』と焦ってしまうんです」

 さらに「現在の若者たちは、どこの組織に属するかよりも、“個”のブランディングに重きを置いている」と平賀氏は分析する。

内定先を9か月で退職。YouTuberに

 YouTuberのゆだぺちさんは、営業職に就いていた企業を9か月で退職。居酒屋でバイトをしつつeスポーツプレーヤーとして配信、広告収入を得ている。

「生活の安定を求めて入社したのですが、人間なんていつ死ぬかわからない。その意味では、本当の安定なんてないな……と思いました。

 だったら、思い切って夢を追いかけようと。とにかく若いうちから稼ぎたかった。eスポーツは今、国内で急速に発展していて、いつかは巨大なビジネスになることを夢見ています。一攫千金を好きなモノで狙える、素晴らしい時代です」(ゆだぺちさん)

「昔は、大手企業に入れるなら部署はどこでもいい、といった“企業ブランド”重視で就職するケースが多かった。しかし今の新卒社員たちは、『自分は○○をしている』と周りに言えるような、“意味づけ”を重要視しています」(平賀氏)

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