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LINEで欠勤連絡するのはアリ?新人社員1000人“お金と仕事”の新常識

学び

有給取得にのは、過半数が肯定的

社会人

「社会人1年目と2年目の意識調査」(ソニー生命保険株式会社)

 全回答者に「必要もないのに残業をしていること」について聞いた質問では、「アリ」が15.2%、「ナシ」が84.8%という結果となりました。不必要な残業は避けてプライベートを充実させたほうがいいと考える人が多いことがわかります。

「有給休暇を年度内に消費すること」について聞いた質問では、「アリ」が85.0%、「ナシ」が15.0%でした。4月から年次有給休暇時期指定義務が課されるようになり、有給取得については大多数が肯定的です。いち社員として与えられている権利はしっかりと行使すべきだという考えの現れでしょう。

 ただし、上司にまったく相談せず有給を取得することについては「アリ」が35.8%、「ナシ」が64.2%でした。上司への相談なしに有給を取得することは、否定的な人が多いようです。有給を使うことには肯定的ですが、職場に極力迷惑をかけないように取り計らう努力は必要だと感じているようです。

 入社前と後ではギャップがある場合が多いようですが、勤続年数を重ねるごとに仕事に慣れてきて、徐々に楽しくなってくる場合もあります。ただ、あきらかに仕事量が多く、報酬も割に合わないような場合は、時には転職を検討してもいいかもしれません。

 また若手社員のあいだでは有給休暇に対する肯定的な意識も高まっていることがわかります。今後、社会人たちがさらに与えられた権利を行使しやすい世の中になっていくといいですね。

<TEXT/yum_ao>

調査概要
調査内容:「社会人1年目と2年目の意識調査」(ソニー生命保険株式会社)
調査対象:2019年4月入社の社会人1年生500名と前年入社の社会人2年生500名
調査期間:2019年3月15日~3月22日
調査方法:インターネット調査

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