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くりぃむ上田晋也の付き人芸人に聞く「コミュ力が低い人」の“強み”とは?

学び

 くりぃむしちゅーの上田晋也さんの付き人兼運転手を4年10か月務め、現在は『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の前説や『上田ちゃんネル』(テレ朝チャンネル)への出演を担当している浜ロンさん(45)

浜ロン

ピン芸人の浜ロンさん(45)

 前回のインタビューでは、上田さんの付き人になったきっかけや、付き人生活で得た目上の人と良好な関係を築く「側近術」などについて伺いました。今回は、会社での人間関係の作り方や振舞い方についてインタビューを行いました。

その場の主役を意識すること

――後輩や部下に相談されたときはどうすればいいですか?

浜ロン:僕が気を付けていることは、アドバイスをなるべく凝縮して言うってことですね。あとはできるだけ具体的なアイデアを出そうとすること。せっかく相談してもらってるんだから役に立ちたいですよね。
 
 でも先輩って役に立ちたい気持ちがありつつも、いいところ見せたいと思っちゃうんですよ。恋愛相談と同じで、女性から相談されたときに相手にうまくいって欲しいと思いつつ、俺は俺で、いい男って思われたい、みたいな。

 だから、自分の本心じゃなくて自分の中の“頼りになる先輩像”から言葉を拾ってきてアドバイスしちゃうんですよ。それがスゴくかっこ悪いなぁって思ってて。

――確かに、アドバイスを求められると変に力んじゃうかも……。

浜ロン:主役は相談した人なので、その人がよくなるようにアドバイスしてあげなきゃいけないんです。でも、なんかね、かっこつけちゃうんですよ。いろんなポジションの人がいても、まず、その場の主役は誰なのかを考えて行動するっていうのが1番のポイントかもしれないですね。主役が誰なのかを考えるってことは“空気を読むこと”にも繋がります。

年上の部下とどう接する?

浜ロン

「空気を読むことは“その場の主役を意識すること”」と浜ロンさん

――後輩や部下と接するときに気を付けていることはありますか?

浜ロン:シンプルに威張らないことでしょうね。僕はドリンクバーとかなるべく自分で取りに行きますからね。あとは、「絶対に陰口言われてる」って覚悟することでしょうかね(笑)。

――年上の後輩とはどう接していますか?

浜ロン:僕は年上の後輩は、“年上”ってほうを意識します。だから、基本的に後輩って態度で接しないですね。

 会社の中で、もし先輩よりも役職が上になってしまったら、そこが人間の見せ所なんですよね。もちろん仕事は頼むんですけど、きちんとした言葉でちゃんと敬っていたら相手も気持ちいいし、自分が凄くかっこいい人になるじゃないですか? そこで威張らないように最大限注意すべきだと思います。

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