ランチとディナーで違う?客人や上司との会食で迷わない上座の位置やマナー
近年、経費や働き方改革などの影響を受け、ランチやランチミーティングなど、昼間の誘いが増えたという人も多いのではないでしょうか。「時間帯は変わるとマナーも変わるの?」という疑問も含め、この記事ではランチでの座席やマナーについて紹介します。
上座や座る位置は店によって異なる
ランチとディナーでは、服装や注文時に気をつけたいことなど異なる部分もありますが、上座の位置は基本的に同じです。時間帯というよりも、店や店内の様子によって異なります。
基本的には「出入口から遠い位置が上座」で「出入口から近い位置が下座」となりますが、ライブキッチンや寿司店、庭や絵画がある場合などは要注意。
判断が難しい場合は、店を予約するときに「上座や下座について教えていただけますか?」とお願いし、スタッフの方に教えてもらうのもひとつの手段です。
テーブルの場合
テーブルの場合、入口のドアからいちばん遠い席が上座で、その隣が2番目。ドア側の出入口から遠い席が3番目で、入口からいちばん近い席が下座です。
ただし、庭や絵画などがある場合は、それらを正面から楽しめる席が上座となります。
和室の場合
床の間がある店の場合には、床の間にいちばん近い場所が上座で、上座の隣が2番目。出入口側の出入口から遠い席が3番目で、入口からいちばん近い席が下座となります。
庭園が窓から楽しめる仕様になっている場合には、正面から庭を楽しめる位置が上座となるため注意してください。
中華など円卓の場合
出入口からいちばん遠い席が上座。出入口にいちばん近い席が上座となりますが、席数が増減するなどわかりにくいときは、お店の人に確認するのがおすすめです。
ライブキッチンや寿司店などカウンターの場合
カウンターに座る場合は、ライブキッチンならシェフ、寿司店なら大将の前が上座になります。基本的には出入り口からいちばん遠い奧の席が上座になるため、3名で店へ行った場合は真ん中が上座で、入口から遠い席が2番目。入口から近い席が下座です。
ランチ注文で注意したいこと
ディナーではなくランチやランチミーティングの場合、そのあとに仕事が控えていることも多いと思います。そんなときは、調理や食べるのに時間のかかる料理の注文は避けるのがベスト。
また、上司より先に注文したり、上司よりも高い料理を注文したりするのは昼夜共通でNGです。
席次やマナーに気を配るのはもちろんのこと、いっしょに食事をする客人や上司が気持ちよく楽しんでもらえるよう、おもてなしの心も忘れずに行動したいものですね。