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【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯|つぶ貝の釜めし風

暮らし

コロナ禍で注目を浴びた「おうちでメスティン料理」。そのまま食卓に出せて、ワイルドかつおしゃれ。いつものごはんに特別感が出て、仕事のストレスも解消されそうです。そこでこのシリーズでは、たった500円で手に入るダイソーのメスティンを使った「男の簡単キャンプ飯」を、誰でも作れる丁寧レシピでご紹介。世界の料理を食べ歩いてその食文化を発信する「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシがお届けします。

炊きあがり
>>【ダイソー】メスティンで男の簡単キャンプ飯|ビーフジャーキーの炊き込み飯バター・スパイス風味

ほっかほかの釜めしを、しかも貝の出汁もたっぷりの炊き立てを食べたいなと。そこで今回は、おつまみ用の缶詰を使って作る「つぶ貝の釜めし風」のレシピを紹介します。

釜めしといえば、鶏、シイタケ、インゲン、タケノコなどの具が思い浮かびます。群馬の横川駅で有名なおぎのや「峠の釜めし」には、あんずも入っていたような。ほかにも、ホタテやカニ、エビなどを炊き、最後にイクラをのせたりする豪華な海鮮釜めしもありますよね。つまり、釜めしの具は何でもありというわけ!

材料|味付きの貝の缶詰と好きな野菜で!


メスティンで男の簡単キャンプ飯|つぶ貝の釜めし風 材料

【材料 1人分】

□味付きの貝の缶詰 1缶(90g程度)

□スイートコーン 大さじ3

□シイタケ 1個

□サヤインゲン 6本

□米 4分の3合(洗っておく)

□水 100ml

□酒 大さじ1


メスティンで男の簡単キャンプ飯|つぶ貝の釜めし風 缶詰の中身

味付きの貝の缶詰はいろいろありますが、今回使ってみたのは近所のコンビニで売っていたホテイフーズの「つぶ貝味付90g」。小さめのサイズのおつまみ向けの商品ですね。

これを具と汁に分けてみると、汁が大さじ2強ありました。そこで、この大さじ2強(35ml)の汁、大さじ1の酒、100mlの水をそれぞれ入れて炊くことに。つまり、汁、酒、水の合計を150mlになるように調整して、4分3合の米を炊くのに標準的な水分の量としたというわけです。

作り方|計量さえできていれば後は炊くだけ!

今回の手順は・・・、実はほぼ炊くだけ! 上に書いた計量さえ終われば、あとは終わったようなものです。

【1】
缶詰をあけて貝と汁に分け、汁と酒と水で合わせて150mlになるように計量。メスティンに米と一緒に入れて30分吸水させておく。


メスティンで男の簡単キャンプ飯|つぶ貝の釜めし風 吸水

【2】
シイタケを3mmほどの薄切りにする。石づきは一番下の部分を切り落として手で裂いておく。


メスティンで男の簡単キャンプ飯|つぶ貝の釜めし風 椎茸を切る

【3】
インゲンは上下を切り落として中央で切る。


インゲンは上下を切り落として中央で切る

【4】
炊く直前に、メスティンの米の上に、シイタケ、サヤインゲン、スイートコーン、貝を入れて蓋をして中火にかけて、沸騰したら弱火にして10分炊く。


メスティンに入れる

【5】
メスティンを布にくるんで逆さにして10分間蒸す。


メスティンを布にくるむ

【6】
好みで七味唐辛子を振る。


炊きあがり

  • 缶詰の味付けがしっかりしているので、塩味のための醤油や塩は使いませんでした。
  • シイタケの代わりに、マイタケなど他のキノコでももちろんOK。
  • コーンを入れると色鮮やかになりますが、これはなくても大丈夫です。
  • インゲンの代わりに、きぬさややグリーンピースなどでも。

釜めしの「うんちく」です!


盛り付け

  • おぎのやは明治18年に信越本線横川駅で駅弁「おむすび」を売り始めたが、釜めしを売り始めたのはそれから70年以上後の昭和33年だった。
  • 「釜めしの元祖」と自ら発祥の店と称しているのがあの有名な浅草の老舗「釜めし春」で、創業は大正15年。一合の釜で炊き上げるスタイルで提供を始めたそう。
  • エゾバイ科の巻貝類の総称である「ツブ貝」。その唾液腺には熱に強いテトラミンという毒があり、「ツブ貝等の巻貝を食べてから30分程度で、物が二重に見える等の視覚異常やめまい、頭痛、船酔い感が現れる」そうです。生のものを自分で下処理するときは気を付けてくださいね。

ツブ貝のテトラミンによる食中毒にご注意ください | 山形県 (pref.yamagata.jp)

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<レシピ・文・撮影/石黒アツシ>

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フォトグラファー/ライター/フードコーディネーター/コンテンツコンサルタント。写真家・食事家・旅行家として、「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のローカルフードを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現してみなさんと共有して、できれば一緒に食べたいというのが、私のライフワークです。

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