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仕事のミスを嫌味に報告…転職先で「お局の怒り」をかった25歳女性の孤独

コラム

1人でも平気だと思っていたのに

「私はすっかり、職場で孤立してしまいました。これまでは、1人でもまったく問題ない、平気だと思ってきました。でもそれは、何もしなくても友人たちが誘ってくれるなど、常に人に囲まれていたからだったのだと痛感しました」

 実際に1人になってみると、とにかく孤独で、どうしようもなく寂しい気持ちになったと言う池内さん。最初は社長に詳しく話してお局様と戦うことも考えたそうですが、思った以上に日々がツラく、転職を決意します。

1人にされたときの孤独感は、いまでも忘れられません。味方がいない、話す人がいない、でも目の前の同じ空間にいる人たちは楽しそうに過ごしているって、本当に惨めです。あんな思いはもう二度としたくないし、ほかの誰かにも経験してほしくないと思いました」

転職後の人間関係がうまく回るように

職場

 いまは転職し、職場の人たちとのランチや休憩中のおしゃべりなど、仲良くやっていると言います。これまでと違うのは、そういう状況に感謝するようになったこと。そして、自分からも積極的に声をかけたり誘ったりするようになったのだとか。

「1人にされるのは、想像以上に孤独で苦しいものです。私は、お局様から除け者にされたことで、人間は1人では生きていけないということを体感しました。これまでがどれだけありがたい環境にいたのか、身をもって実感するいい機会になったのです。

 池内さんは「これまで私のまわりにいてくれた人たちに、あらためて感謝しながら過ごしたいです」と続けてくれました。誰かを孤独に追いやって苦しめることも、しんどさやツラさから救ってあげられることもできるなら、後者でありたいものですね。

特集・若者の孤独

<TEXT/夏川夏実 イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>

ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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