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平均年収433万円の日本では「転職が当たり前」に。年収アップの“近道”にも

学び

とにもかくにも実績作りを

 仕事において、言われたことをただ言われた通りにやっているだけでは、実績にはなりません。「実績作りは営業マンが営業成績を上げること、営業職でないから実績は作れない」という人がいます。けれどそのようなことはありません。

 仕事は誰かの問題解決です。その誰かとは、お客様、同僚、上司、関連会社の社員、または自分かもしれません。その誰かが抱える問題を解決していくことが実績作りになります。問題は、お客様や他部署からのクレーム、またはミスなどの形で現れるかもしれません。

 その問題を適切に対応し、解決するだけではなく、再発防止策を講じることができれば改善になります。改善をする際に上司や他部署を巻き込んで進めていくならばもう立派なプロジェクトです。このようにピラミッドを登っていきながら実績を作っていくことでスキルが身についてくるのです。

指示されたことを実行するだけはNG

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ピラミッド(筆者作成)

 もしあなたが、事務職でルーティンワークしかしていないならば、このピラミッドの「1.指示されたことをその通りに実行する」か「2.日常業務をひと通り1人でこなす」に該当します。その場合は、いかにミスなく早く仕事をこなすことができるか工夫をしてみてください。そのような取り組みが改善実績となります。

 年収を上げることができる人は、こういったことを当たり前のようにやってきているのです。

 最初から大きな仕事を任せてもらえたり、責任あるポジションに就いている訳ではなく、小さな実績をコツコツと作り続けているからスキルが身につき、年収が高い企業から内定をいただくことができます。職務経歴書に書ける実績がないとい人は、今日から実績作りをしてみましょう

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