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高杉真宙、劇場版”キミスイ”声優に挑戦で「久々に逃げ出したくなった」

 2015年に刊行されて以降、累計発行部数265万部を超えるベストセラー小説となった『君の膵臓をたべたい』。

 通称「キミスイ」の名で親しまれている同作。昨年には実写化され、大ヒットとなったのは記憶に新しいところですが、ついにアニメ劇場版が公開となります。

高杉真宙

高杉真宙さん(22)

 他人と深く関わることを避けてきた高校生が、膵臓の病を抱える同級生の少女と出会うことで成長する姿が描かれている本作。今回、主人公である「僕」の声を担当したのは、話題作への出演が続いている人気俳優の高杉真宙(たかすぎ・まひろ)さん(22歳)。

 高杉さんに声優初挑戦の思いや仕事への向き合い方を聞きました。

「どうすればいいかわからなくて、逃げ出したくなった」

――声優はずっとやりたい仕事だったということですが、アフレコにチャレンジしてみていかがでしたか?

高杉真宙(以下、高杉):僕はアニメやゲームが大好きなので、「声優さんのお芝居はすごいな」と前から思ってはいたんですが、それでも何気なく見ていたところがありました。でも、実際にやってみると、これまで自分がしてきたお芝居とはまったく別モノ。

 自分のなかではもちろん理想があるんですけど、そこにたどり着くための技術が足りなすぎて、明らかに何か違っていましたね。まずは役作りから始めて、自分ができることだけをひたすらやることに集中しました。

――演じるうえで不安もありましたか?

高杉:小説も実写版も高い評価を受けている作品ですし、僕はアニメで何かをやり遂げたいと思っていたので、すごく緊張していました。

 声優初挑戦ということで、何をどう頑張れば自分のレベルが上がるのかがわからない状態だったので、久々に逃げ出したくなる現場ではありました。「明日が来なければいいな」と思ったことも(笑)。

 でも、そういう現実逃避の時間ももったいないので、15分くらいで切り替えて、それ以外は寝ているときでさえも「僕」のことを考える時間にするくらいの気持ちでいるようにしました。

高杉真宙

――そんな風に悩んでいるときは、誰かに相談したりアドバイスを求めたりしますか?

高杉:あんまりしないですね。ただ、今回は僕が家で仕事をしているときに、急に友達が遊びに来たことがあったので、そこで「自分の理想に近づけてない」という話はしました。

 そしたら「高杉真宙にオファーしたんだから、自分のできることをやればいいんじゃない?」って彼が言ってくれて、それが安心材料になっていたところはあります。