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自宅にいながら「店舗接客」の副業が。バーチャル販売員“ナカの人”に聞いた可能性

コラム

体力に不安がある高齢者でも働ける

新しい仕事図鑑

「アバターではボイスチェンジはしません。キャラの見た目に反して地声という違和感で人は興味を持つんです」

「体力が不安な高齢者も、バーチャル販売員なら経験を生かせますし、基本的にリモートワークなので出不精の人でもできて、副業にも向いています。接客バイト経験者なら誰でも挑戦できます。収入も通常の販売員と遜色ないですよ」

 バーチャル販売員は基本的にスポット契約だが、厚労省の統計によれば、通常の販売員同様に月収約24万円が見込めるだろう

 今回、実際にアバター操作を体験した。自分と異なる外見のキャラクターに入っても意外と違和感なく、すぐに会話に集中できた。

アバター制作での高収益も

バーチャル販売員

 伊藤氏は「アバター制作での高収益もありえますよ」とも言う。

「『VRoid Studio』など無料のソフトウェアを使えば簡単に作れます。アバターはツイッターや『VRoid Hub』で公開していれば、企業から1体数十万円以上の制作オファーが来ることもありますね」

 実に盛り上がるバーチャル業界。乗り遅れるのはもったいない。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【伊藤彰宏】
HYPERLINK代表。ブランディングやコンサルティング、グラフィックデザインなど幅広く活動する。『ガリベンガーV』(テレビ朝日)ではMC兼ディレクターを担当

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