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社会人が身につけたい「最低限のマネー知識」。複利・金利・保険とは

コラム

保険:あなたのセーフティネットになる

保険

 保険はあなたを経済的に守ってくれる。緊急用資金と同じようにあなたのセーフティネットとなり、不幸な出来事(事故、病気、火事、身内の死など)が起きても、経済的な 不安を感じなくてすむようにしてくれる

 保険契約を結ぶとき、あなたは保険会社に定期的に保険料を支払うことを約束する。対する保険会社は、支払事由の発生により保険金を請求されたときには支払い、損害の発生により損失の補償を請求されたときには補償することを約束する。

■ 人生のあらゆるステージで
必要な保険は、人生のさまざまなイベントを経て変わっていく。それぞれのライフステージで必要となる保険には、たとえば次のようなものがある。

■ 人生の節目→必要な保険
・就職→医療保険(※)を自分で選ぶ世界にようこそ。
・はじめての一人暮らしで部屋を借りる→はじめまして、レンターズ保険(賃貸保険)。
・自動車の購入→ほとんどの州では自動車保険に未加入だと運転できない。
・住宅の購入→さようなら、レンターズ保険。こんにちは、所有権、住宅ローン、そして損害保険(洪水保険は別途加入)。
・子どもの誕生→おめでとう! その歓びのかたまりをあなたの医療保険に追加すること。生命保険にも入ったほうがいいでしょう。

※アメリカでは、日本のように広く国民一般をカバーする公的医療保険制度は存在せず、高齢者、障害者、低所得者などだけを対象としている。公的医療保険の対象とならない人は、民間の医療保険に加入することになる

保険で注意すべきこと

■ リスクと保険料:リスクが低ければ、保険料は安くなる。あなたがタバコをすわなければ、喫煙を原因とする病気で死ぬ確率は低くなるので、保険料は安くなるだろう。
■ 免責金額:免責金額を確認しよう。免責金額とは、保険会社が支払い義務を負わず、あなたが負担しなければならない金額のこと。
■ 保険金の請求:多額の保険金を請求すると、保険料は上がる。軽い衝突事故を起こしたときに自動車保険会社に連絡しない人がいるのはこれが理由。
■ 契約書:保険は複雑で、契約によって違ってくる。契約書をよく読んで、内容をきちんと理解しよう。

■ おもしろ豆知識
・デイヴィッド・ベッカムは、足に7,000万ドルの保険をかけていたという。
・シャーリー・マクレーンは、宇宙人による誘拐に備えて2,500万ドルの保険に入っているらしい。

■ ここがポイント
・保険に入るとは、保険会社に定期的に少額のお金を払うと約束すること。その代わり、保険会社は何かあったときには大金を払うと約束してくれる。
・子どもの誕生や住宅購入など、人生の節目には、新しい保険が必要になる。
・保険会社はリスクの高い保険には、より高い保険料を請求する。

<TEXT/ティナ・ヘイ 構成/bizSPA!編集部>

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