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「机叩いてスッキリ…」LINEでパワハラ自慢する20代元同僚に呆れた

暮らし

他の同僚から助けを求められ…後悔

 しばらくそんなやり取りを続けていたある日、菅谷さんとの飲み会にも参加しており、現在もCさんと一緒に働いているDさんという女性からLINEが届きました。

 その内容は、Cさんをパワハラで訴えるために手助けしてほしいというものだったのです。

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「Cくんのパワハラは日増しにひどくなっていったようで、ついに後輩たちが訴えると……。Dさんはその手伝いをするそうで、パワハラをしていた証拠となるCくんの発言を集めていたんです。そこで僕とのLINEのやり取りをスクショして送って欲しいと言われました」

 元同僚たちにそれとなくCくんのパワハラ発言を相談していたこともあり、Dさんはそれを頼りに連絡してきたようでした。もちろん菅谷さんはそれに協力し、今までのCさんからのパワハラ自慢をすべてスクショしてDさんに送りました。

 さらに驚いたことに、そのときDさんから聞かされたのは、以前からCさんがパワハラで問題視されており、一度減給処分を受けていたということ。菅谷さんはもっときつくCさんを止めればよかったと、このとき後悔しました。

パワハラの代償は大きかった

 それからしばらくして、改めてDさんからお礼の連絡がきました。そして、Cさんが会社をクビになったことも教えてくれました。Dさんの話では、Cさんは最後まで自分の非を認めようとせず、会社には誰ひとり味方がいなくなってしまったとのことでした

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「飲み会の参加メンバーも、最初はかばったり、Cくんに謝るよう促したりしたみたいなんですが……。完全に悪いのはCくんですから、本人に反省の色が見えなければ味方もできなくなりますよ。それよりも、パワハラされた後輩たちが心を病んでいないか心配です」

 それ以降、Cさんから連絡がくることはなくなり、もちろん元同僚たちの飲み会にも参加することがなくなったため、一切関わることがなくなりました。元同僚たちもCさんのその後は知らないようで、飲み会の席でもあまりその話題を出そうとはしません。

「人を攻撃してしまうほどのストレスが溜まっていたのなら、誰かに相談できなかったのかなと思いますが、プライドが高いCくんには難しかったのかもしれません。もし次の職場で後輩ができたときに、同じ過ちを繰り返さなければいいなという思いです」

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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