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浅草と東京スカイツリーを繋ぐ「東京ミズマチ」。東武鉄道に聞く、その狙い

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すみだリバーウォークのねらい

 すみだリバーウォーク建設の発端となったのは、2014年2月、東京都事務局が「隅田川等における新たな水辺整備のあり方」を公表したことによる。

 浅草エリアについては、「浅草・東京スカイツリー間を結ぶにぎわいの水辺」というコンセプトのもと、浅草寺と東京スカイツリーのあいだをつなぐ動線の形成、回遊性の向上、隅田川を挟んだ墨田区と台東区の両方に基盤を持つ東武の事業として、それを結ぶすみだリバーウォークを設置することになった。

 東武によると、浅草と東京スカイツリーエリアを1つのエリアとして結び、回遊性を高めることがねらいだという。なお、開通後の開門時間は7時00分から22時00分まで。基本的に年中無休ながら、季節、イベントの開催、天候などにより、変更されることもあるという。

先行開業予定の東京ミズマチのウエストゾーン

 東京ミズマチは枕橋―源森橋間のウエストゾーン、源森橋―小梅橋間のイーストゾーンに分かれる。

東武鉄道

昭和初期の高架橋が令和に生まれ変わる

 まず、先行開業予定のウエストゾーン。かつて隅田公園駅が所在していたところで、その向かい側に隅田公園を構える。

東武鉄道

建設中の親水テラス

 7店舗中、6店舗は飲食店で、一部は水辺にテラス席を設けている。東京ミズマチは両ゾーンとも親水テラスが整備され、北十間川を眺めながら、ウォーキング、ジョギングなどができそう。観光、生活の両面で親しまれるのではないだろうか。

 また、当該エリアの高架橋、橋梁の多くは、スカイツリーホワイトに塗装され、“新しい街”との調和を図っている。

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