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西友の商品陳列が話題に…なぜ無造作なのか。広報に聞いてみた

ビジネス

れっきとした経営戦略のひとつだった

西友

 比較的新しい試みなのかと思いきや、実は以前から導入されていたという“バスケット陳列”。

 公式サイトでは「SEIYUが安い理由、正直に話します」と、6つの取り組みを紹介するコーナーがありますが、ここでも「美しく並べるよりも、効率的に並べる」と記載されていました。つまり従業員の作業効率をアップし、コストの削減につなげるという、れっきとした経営戦略だったのです。

 一見、ユニークな陳列にも、日常の買い物を少しでもお得にすることによって、より良い生活環境を提供したいという西友の企業姿勢(Save money. Live better.と唱っています)が強く打ち出されています。

“バスケット陳列”が話題になっているのは、世の消費者が今までより一層「名を捨てて実を取る」姿勢にシフトしている現れなのかもしれません。

<取材・文/奥村シンゴ>

大阪生まれ、関西出身の30代。東証一部放送・通信業界の営業や顧客対応を経て、介護、テレビ、社会など幅広くテーマを扱ったフリーライター、メディア評論家、「ほんまやで~新聞」編集長

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