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2019東武ファンフェスタが開催。珍しい車両が勢ぞろい

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車両洗浄線体験は、ある意味レアな車両を起用

 車両基地イベントでは、人気アトラクションのひとつといえる車両洗浄線体験。東武ファンフェスタでは例年50050系が起用されていたが、今回は10000系8両車を抜擢。当該編成はラッシュ時のみ運用されており、日中は車庫で休む。ある意味レアな車両だ。

 先頭車の側面のみ開業120周年サイドマークを掲出しているが、今回は前面にもヘッドマークを掲出。“究極のレア車両”と化した。

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1分以上かけて、全8両を洗車

 先頭車が洗浄線通過後、東武職員やメディアが手を振るのが慣例となっており、乗客もそれに応えていた。

70090型のマルチシートを展示

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70090型のマルチシート。写真はロングシートに設定した状態

 工場棟に入ると、2020年度に登場する日比谷線直通第3世代の派生車両、70090型のマルチシートが展示され、回転式クロスシートとロングシートに転換する作業の実演が行なわれた。

 この車両は日比谷線―東武線間の有料着席サービス用に開発されたもので、マルチシートの採用は東上線用50090系以来2車種目。ロングシート設定時は運賃のみで乗車できる列車、回転式クロスシート設定時は有料着席サービス列車に使われる。

 70090型のマルチシートは、座席背面にカップホルダー、フックが設けられる。また、座席下にコンセントが設置されるものと思われる。

車体下ろし・移動デモンストレーション

 こちらも車両基地イベントでは、人気アトラクションのひとつといえる車体下ろし及び車体移動のデモンストレーション。例年は先頭車がモデルとして起用されていたが、今回は10030系の中間車となった。

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海側に下ろす車両を眺める来場者

 車体を持ち上げるクレーンは45トンの車両まで対応しており、山側に留置された車両を軽々と吊り上げ、海側へ移動する。以前、一般の来場者として見たときは海側で台車に挿し込んでいたが、今回は省略し、山側へ戻る。車両が“飛ぶ”シーンは、いつみても圧巻である。

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