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「#クソ物件オブザイヤー2019」開催。運営が語る令和のトレンド

ビジネス

書籍化によるイベントへの影響は?

――様々な事件ニュースも取り上げてきたクソ物件オブザイヤーですが、これまでの歴史が書籍化されました。

あくの:各年のクソ物件オブザイヤーは、WEBで見るとノイズも多く、「書籍化した方が読み手にいいのでは?」という思いが常にボードメンバーの中にありました。それが今回実現しました。

かずお君(以下、かずお):出版に追われて、9月いっぱいまでクソ物件オブザイヤーの準備が全くできず大変でした。原稿に追われる精神的な荒廃と、校了したときの達成感。「なるほど、文化人たちはこういうものを感じているんだ」と思いました。

――実際に出版して反響はいかがですか?

かずお:おかげさまで本の反響も上々で、有名書店に特設コーナーを設けていただいたりしてます。これまで以上に多くの方にご覧いただいている実感がありますので、さらにイベントも盛り上げていかなければと思っています。

 ちなみに、エントリー数は昨年の687を大きく超え、777作品投稿いただきました。サブイベントの「#お金がない」も、ツイッタートレンド1位を獲得するなど、注目されていることをひしひしと感じます

あくの:毎年、「KBOY」(クソ物件オブザイヤー)を1冊づつ発行できたら、チカラが分散しないで濃い本ができそうです。来年以降はダイヤモンド社から発行します(願望)。

フォロワー2万人超えでも予選落ち

ツイッター

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――777作品とは縁起がいい数字ですね。しかし、それだけ数があると選考も大変なのでは。

どエンド君(以下、どエンド):年々投稿作品が増えてきたり、ツイッター社の予告なしの仕様変更もあり、集計作業は物理的に大変です。ですが全宅ツイ地主部の「まゆずみ君」(@NekoMur)が時給ゼロ円の“地主時間”を投じてくれたり、ほかにも謎の「クソ物件オブザイヤー監視君」(@gorillasunglass)も手伝ってくれます。本当に誰だかわからないのですが、毎年先回りして仕事をしてくれて助かっています。多くの人の手を借りていて本当にみんな、ありがとう。

――本選に残るのはかなりの狭き門です。そうなると「フォロワー数が多いアカウントが有利だ!」という声も出そうですが、そのあたりはいかがですか?

どエンド:運営側である我々があまりに最終エントリーに残るのは、世間の視線もあって好ましくないかなと。だから僕は毎年力をセーブするのに苦労しています。それでも今年もファイナルノミネートに3、4本残ってしまい、本当にすいません。そういえばグルはどうでしたっけ?

グル:え? わしにこの質問聞くの? フォロワー2万人超えてて予選落ちのわしに? そもそも「bizSPA!」の公式アカウントフォロワー数いくつよ? あ?

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