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スカウトされて気づいた「20代でも転職活動をすべき理由」

学び

惰性で仕事をしてきたことに気づいた

 転職活動をすると、否応なく「自分は今の仕事でどんな成果を上げたのだろうか」「困難な状況でも周りと協力して課題を解決した経験はどんなものだろうか」ということを考えさせられます。

 そして、そのとき初めて「あ、自分は惰性で仕事をしてきてしまっていて、語れることなんて何もないんだな」「このままなんとなく仕事を続けていても、転職先も見つからず、今の仕事でも上に行くことはできないな」と気づくのです。

 これは、どんなにビジネス書を見ても得られない、大事な学びです。ただ本を読んだり、先輩の話を聞いたりしても、右から左に抜けていってしまうかもしれません。しかし、「とりあえず転職活動」でエージェントや先方の社員と話して、先ほどのような質問に答えようと苦労していくうちに、自然と仕事で評価される人のマインドや考え方が身につくのです。

「とりあえず転職活動」の良い影響

キャリア

「えー、今は転職する気はないんだけど……」という人が大半なのもわかりますが、それでもぼくは今すぐ、この瞬間に「LinkedIn」のようなビジネスSNSや転職エージェントに登録するなりして「とりあえず転職活動」をやってみてほしいのです。

「とりあえず転職活動」で、仕事のマインドや自分の可能性を冷静に把握すると、その後の仕事にガンガン生きてきます。そして、その後に再度「本気の転職活動」をして、自分の欲しいキャリアを手に入れるのです。

 お金もかかりませんし、時間もそんなに必要ではありません。「とりあえず転職活動」、はじめてみませんか?

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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