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いじめ、引きこもりを経て映画監督に「映画を観て、心が浄化された」

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夢は「影響力の大きなコンテンツ」になること

アベラ

アップリンク渋谷は「東京に来て初めて作品を上映してくれた場所」(アベラ)だと言う

――アベラさんは映画評論家の松崎健夫さんから「今後注目する俳優」5人(村上虹郎、菅田将暉、池松壮亮、柳楽優弥、アベラヒデノブ)の1人に選ばれていて、俳優としての活動も期待されています。

アベラ:俳優として呼ばれるのもメチャクチャうれしいです。30歳になって振り切ったというか、ドラマでもCMでも出られるなら出るしオファーがないなら自分から出るっていう。その先で、監督も俳優もこなす田口トモロヲさんみたいになれたら最高ですね。

――それは今後のヴィジョンにもつながると?

アベラ:はい、とてつもなく売れたいです! 「アベラヒデノブ」という影響力の大きなコンテンツになるのが夢ですね。

――最後に悩める20代のビジネスパーソンにメッセージがあればお願いします。

アベラ:僕も“こじらすタイプ”なので、泣きながら事務所の社長にはむかったりしたときがあるんです。ただ、それから社長が「お前、そんなふうに思ってたんだ」と聞いてくれるようになったというか。どんなに恥ずかしい主張でも、自分から行動すれば意外と打開策はある気がしますね。

 たとえば嫌な上司がいても、元をたどれば、自分が種をまいていたりすることってあるじゃないですか。だから、嫌なことがあったらぜんぶ自分の責任だと思ったほうがいい。本気で嫌だったら辞めたらいいし、そうじゃなければどんな形であれ一歩踏み出す勇気が大事だと思います。

<取材・文/鈴木旭 撮影/スギゾー。>

【アベラヒデノブ】
映画監督・脚本家・俳優。1989年ニューヨーク生、大阪出身。俳優として『うふふん下北沢』(2017、園子温監督)、脚本家として『青の帰り道』(2018)、監督としてドラマ25『日本ボロ宿紀行』(2019)、映画『LAPSE』(2019、主演兼)などを発表

フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中

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