クロマニヨンズ『3年A組』主題歌だけじゃない、平成ドラマの名曲6選
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③『渡る世間は鬼ばかり』オープニングテーマ(羽田健太郎)
若者向けのラブストーリーばかりがドラマではありません。1990年10月から2011年9月までの最終シリーズに加え、昨年も特番で復活するなど、根強い人気を誇る“渡鬼”こと、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。
オープニングで流れるピアノは、まさにこのドラマの顔と言うべき存在感がありました。
あのメロディーが流れるたびに、泉ピン子(71)をいびる赤木春恵(1924 ― 2018)の絵が、どうしても浮かんできてしまう。音楽の強烈な魔力を示す、よい例だと思います。
④『Dr.コトー診療所』「銀の龍の背に乗って」(中島みゆき)
2003年7月の第1期スタートから、2006年12月の第2期最終回までの長編医療ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)をがっちりと支えたのが、中島みゆきの名曲でした。
中島みゆきというと、『家なき子』(日本テレビ系 94年4月~95年7月)の「空と君とのあいだに」も思い出す人もいると思います。
確かに世間に与えたインパクトでは『家なき子』に軍配が上がるかもしれませんが、与那国島の風景と、吉岡秀隆(48)演じるコトー先生の味わい深い表情とセットで、忘れがたい主題歌になりました。
⑤『光とともに…~自閉症児を抱えて~』「万華鏡キラキラ」(RYTHEM)
いまでこそADHDや発達障害などについて知る機会も多くなりましたが、2004年4月~6月に放送された『光とともに…~自閉症児を抱えて~』(日本テレビ系)は、当時としては画期的な社会派ドラマでした。
主題歌を歌ったのが、2003年にデビューした女性2人組「RYTHEM」。ややもすると重たくシリアスに偏ってしまいそうですが、「万華鏡キラキラ」は、切なくも軽やかでした。
こういう曲がきちんとスマッシュヒットになった時代もあったんですよね。