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ストレスが減る食事法3つ。ハーバード大学etc.の研究で太鼓判

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 厚生労働省の「労働安全衛生調査」によれば、仕事で強いストレスを抱えている労働者は59.5%に上ったという。

最新医学が教える[ストレス解消法]

 ストレス発生の一因とされているのが栄養のアンバランス。最新の研究では、偏った食生活の人ほどメンタルが弱いことがわかった。ここではストレス改善に一役買ってくれる食事法を3つ紹介しよう。

①ストレス低下させる食習慣は?

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一日で野菜は350g以上 果物は200g以上が目安

「5 A DAY」(シドニー大学・オーストラリア)

 2016年にオーストラリアのスウィンバーン工科大学は、健康的とされるギリシャやイタリアの伝統的な地中海式食生活を調査。次のような結果を導き出した。

「野菜や果物、魚、オリーブオイルを大量に食べることで年齢や性別に関係なくメンタルが強くなり、記憶力や集中力も向上した」

 重要なのは野菜や果物をしっかりと食べて、バランスの良い食事を取ること。そうした考えなどから現在欧米で広く受け入れられているのが「5 A DAY」だ。

 1日に野菜350g、果物200g以上摂取することを推奨するこの食生活改善運動は、1990年代にアメリカでがんや生活習慣病の予防のために生まれたが、「健康的な食生活ならメンタルにもいいはず」という程度の認識だった。

 これについて調査を行ったのが、昨年論文を発表したシドニー大学公衆衛生学部のメロディー・ディン博士の研究チームだ。

「推奨量の野菜と果物を毎日食べる人は、食べていない人よりストレスのリスクが14%低いことがわかった。これは野菜と果物の摂取が心理的ストレスの低下率と関連することを示しています」(シドニー大学の研究論文より)

 野菜は小鉢・小皿換算で5皿分(中皿なら2皿分でカウント)、果物はミカン2個やリンゴ1個程度が目安量。一度の食事で取る必要はなく、一日3回の食事の合計で推奨量をクリアすればOK。ストレス対策だけでなく、病気になりにくい体づくりにも有効だ。

② 発酵食品は心身にポジティブな作用が!

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腸内環境を整えるだけでなくストレスにも効果あり

「発酵食品」(ハーバード大学・アメリカ)

 とはいえ食事の欧米化が進む一方、健康的な食生活を送らなくなった日本人には、ハードルが高いと感じる人もいるだろう。その場合は、納豆やキムチなどの発酵食品を食べるのも効果的だ。

 伝統食の研究家でもあるハーバード大学のエヴァ・セルハブ博士は、発酵食品の心身へのポジティブな作用について述べている。

「伝統的な食生活を続ける人ほど不安障害のリスクは低く、納豆の消費量の多い日本の伝統的な食生活はうつ病を減らすことが判明しています。発酵食品には、腸内環境を良くして脳の健康に良い影響力を与える潜在力を持っているのです」

 納豆、キムチ、ヨーグルト、ピクルス、ザウアークラウトなど微生物の作用によるものなら何でもいいので、普段の食事に1品は必ず入れたい。また、珍味扱いの発酵肉、発酵魚には脳機能をアップさせる作用があるアグマチンやポリアミンが含まれている。

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