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ビジネス

エンジニアの労働環境を変えるために

群衆 雑踏イメージ

※画像はイメージです

――過酷な労働イメージが付きもののエンジニアですが、社員の職場環境や社員育成の中で意識していることは?

佐藤:クライアントから社員を守るということは意識しています。僕がやりたくないと感じた仕事はやらないし、社員からも言い出しやすい雰囲気を心がけています。

――過酷な案件では、どのようなものがありますか?

佐藤:納期が短すぎるものが少なくないです。プロジェクトマネジメントができていない上に、改善しようとされていない案件はあえて取り組む必要はないと思います。

――近年、改善が進んでいるというエンジニアの労働環境ですが、いまだに過酷なイメージが付きまとうのはなぜでしょうか?

佐藤:問題があっても言い出せないエンジニアが多いからだと思います。声をあげれば現状を変えられるのに、自分に対して端から諦めている人が多いように感じます。

夢中になれるものに出合ってから

佐藤皓紀

“ハートに火をつけて自分ごと”にしてほしい

――今後の事業展開のご予定は?

佐藤:エンジニア向けのコワーキングスペースを作りたいです。集まった人間同士で技術を磨き合ったり、アイデアを出し合ったりできるような場にしようと思っています。質の悪いプログラミングスクールが乱立するなかで、駆け出しエンジニアの支援になるような場所にできれば良いと考えています。

――これらの事業を通して変えていきたいことなどはありますか?

佐藤:周囲の人には夢中になれるものに出会って、“ハートに火をつけて自分ごと”にしていってもらいたいです。“自分にもできるんだ”ということに気付ける人たちを増やしていきたいと思っています。

特集・ミレニアル世代の起業家たち

<取材・文/上山ヨーコ>

中高を一貫の女子校で過ごし大学で美術を学ぶ。公立美術館で2年半の勤務を経て、現在は時事やビジネス情報を中心に執筆をする。旅行と音楽と犬が好き

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