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創業100周年の象印マホービン、「おしゃれ家電」に見た活路。累計37億円超の売上に

ビジネス

一過性で終わらないブランドを目指す

象印

 最後に、STAN.の今後の展開や事業展望について話を聞いた。

暮らしのスタンダードを追求し、STAN.の世界観を体感できるものづくりをしていきたいなと考えています。購入者限定のWEBサイト『ZOJIRUSHI オーナーサービス』などにも、商品の要望やご意見などさまざま頂戴しているので、それらをうまく反映させながら商品開発を進めていければと思います。

 いきなり事業を拡大させるのではなく、ゆっくりと地に足つけながら、ブランドを成長させていくスタンスを大事にしています。いっとき盛り上がるような、一過性のブランドで終わらせたくないので、STAN.シリーズにふさわしい商品は何かを考えながら、お客様に求められるものを世に出していきたい」

 おしゃれ家電としては後発ながら、象印マホービンの持つ長年の技術を結集させたSTAN.は、長く愛される商品の兆しを見せているのではないだろうか。

<取材・文/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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