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借金200万の25歳男性、原因はキャバクラ通い「借金してまで行く理由がある」

コラム

カードローンで借金200万円でもやめられず

「普通に行くのでは飽き足りなくなって、会社に出社前に朝キャバ、営業の合間で昼キャバに行って烏龍茶で遊んだりしていました。その他にも、札幌や福岡、大阪や名古屋など地域によってキャバクラの特色も違うので、週末は遠征して遊んでいたのでお金が飛ぶようになくなっていきました。

 特にすすきのではお気に入りの子ができてしまって、毎週通っていたら面白いように貯金がなくなり。ボーナスで返せばいいとカードローンを使った結果、借金が200万円になってしまいました。大企業で信用あるので限度額まで貸してもらえたのも、借金が増える原因になりました。

 でも、良いこともあってネットや雑誌でライターの仕事もさせてもらえるようになったんです。いまはコロナの影響もあって遊べるお店が少なくなっているのですが、それでも感染対策をしているお店を探して毎日遊んでいます」

 真面目な渡辺さんはライターの仕事も始めてしまったことでネタを探さないといけないという使命感から、コロナが蔓延する今もキャバクラ通いをやめていないようだ。

借金をしてまで行く理由がある

ATM お金

いまでも月に20万円は使っています。なんとか少しずつ借金を返せるようになりました。もしも、コロナがなかったら更にいくら借金をしていたのかと思うと、ゾッとしますが……そこは会社の経営も安定しているので、いつでもお金は返せるだろうと思って、いまは好きなだけ遊ぶようにしています」

 借金までしてキャバクラで遊ぶという感覚。常人には理解し難いが、渡辺さんは冷静に自分の現状を分析している。

「中高と男子校だったこともあって、女性とどう接したら良いかわからないまま、大人になってしまった。正直、入社したての頃は同期の女性ですら怖いなと思って話せなかったんです。でも、キャバクラに行くようになってから女性が怖いものだと思わず、コミュニケーションのとり方を学びました。何より、自分がここまで女好きだったことも解ったのも大きな発見でした(笑)。そういったカウンセリングの意味も込めて、自分は借金までしましたがキャバクラに行くことが必要だったんだと思えるんです

 コロナの影響で、厳しい状況の夜のお店たち。渡辺さんは、今後も自分を救ってくれたキャバクラに少しでも貢献できるように遊び続けて行きたいとのこと。

<TEXT/高橋マナブ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

-[借金に泣いたエピソード]-

1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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